
【家の買い方】予算ってどう決めればいいの?と不安になったあなたへ
2025年11月11日 22:51
家探しを始めた人のほぼ全員が、最初につまずくポイントがあります。
それが
「予算をどう決めればいいのか分からない」
という問題です。
SUUMOの物件を見ていると、
3,480万円、3,980万円、4,280万円……
どれも“買えそうな気もするし、無理な気もする”。
けれど不動産会社に聞こうとすると、
「まず年収と勤務先を教えてください」
と、いきなり個人情報の壁が立ちはだかる。
「まだそこまで決めてないのに…」
「本当はもっと手前の“考え方”が知りたいのに…」
そんな気持ちのまま進めない人が、とても多いのです。
実は、予算の決め方には
“誰でも使えるシンプルな考え方” があり、
それさえ知っていれば不安の8割は消えます。
中村さん(32歳)は、家探しを始めたばかりの頃、
最初にブレーキがかかったのが“予算”でした。
「年収から考えるの?」「返せる金額から逆算?」
何が正しいのか分からず、家探しの前に立ち止まってしまったのです。
ある日、近所の不動産会社に相談したところ
「年収から見ると、4,500万円までは組めますよ」
と言われました。
しかし中村さんは、胸のどこかに違和感を覚えました。
“ローンが組める=返せる”ではないのでは?
そこから数日、ずっと悩み続けました。
もし4,000万円以上のローンを組んだら、
子どもの教育費や貯金はどうなるのか?
その後の生活は本当に大丈夫なのか?
そんな不安が消えず、家探し自体が止まってしまったのです。
中村さんが匿名相談を使ったのは、そのときでした。
名前も住所もいらず、ただ
「予算の決め方を知りたい」
と一言送っただけ。
返ってきたのは、とてもシンプルで分かりやすい考え方でした。
「予算は、ローンの限度額ではなく“返しても苦しくない金額”から決めるべき」
この一言が、中村さんの迷いをすっと消しました。
後日、中村さんはこう話してくれました。
「今の暮らしを無理なく続けられる金額から考える、
そんな当たり前を誰も教えてくれなかったんです。」
プロの視点で言うと、予算の決め方には「正しい順番」があります。
結論から言うと──
①毎月の返済額 → ②借入額 → ③物件価格
この順で考えるのが最も安全です。
逆に
物件価格 → 借入額 → 返済額
の順で考えると、家計が破綻しやすくなります。
では、どれくらいの返済なら無理がないのか?
一般的に、多くの家庭で
無理なく続けられる返済額の目安は「手取り月収の25%以内」。
例えば手取り28万円の人なら、
毎月の返済は7万円前後がちょうどよいラインです。
7万円の返済で借りられる金額は
約2,500万円前後(35年・固定金利1%の場合)
そこに頭金・諸費用を足して、
3,000〜3,300万円前後が“安全圏の予算”になってきます。
この考え方を知らずに
「年収〇〇万円なら4,000万円まで借りられます」
と言われると、つい信じてしまう。
でも本当に大切なのは
“借りられる額”ではなく“返しても苦しくない金額”
なのです。
家探しの不安の正体は、予算そのものではありません。
「自分にとって無理のない予算が分からない」という恐怖です。
そしてこの恐怖は、あなたの責任ではありません。
不動産会社は“家を売ること”が仕事なので、
買い手の家計事情まで深く踏み込んでアドバイスすることが難しい。
そのため、
「借りられる額=あなたの適正予算」
という誤解がいまも強く残っています。
本来、あなたが最初に知るべきだったのは
「返しても生活が苦しくならないライン」のこと。
知識がないから不安なのではなく、
“正しい予算の考え方を教えてくれる場所”がなかっただけです。
正しい予算の決め方を知るだけで、家探しは驚くほど楽になります。
大切なのは、次の3つだけです。
① 今の生活を壊さない返済額を決める
② 借りられる額ではなく“返せる額”を基準にする
③ 将来の出費も見据えて余白を残す
この3つがあれば、営業の言葉に振り回されることもなくなり、
どの物件を見るべきかもハッキリしてきます。
中村さんもこの基準を手に入れたことで、
無駄な内見が減り、迷いがなくなりました。
「予算の不安が消えたら、家探しが一気に楽になりました」
と笑顔で話してくれました。
予算は、家探しの“地図”です。
地図があれば、迷いなく進めます。
この記事でお伝えした予算の決め方は、初心者が最初に知っておくべき基礎の一部です。
もしあなたも
「自分に合った予算のラインを知りたい」
「返しても苦しくない金額を教えてほしい」
と感じているなら、
名前も住所も不要で、匿名で相談できる窓口があります。
あなたの状況を踏まえた“無理のない予算”を一緒に整理できます。
▷ https://e-sumikae.com/buying-support
(匿名で“家の買い方”を相談できます)