
【実家相続】実家しか財産がない──兄妹の相続トラブルを未然に防ぐ方法
2025年08月09日 11:03
「そんなつもりじゃなかったのに…」
母の葬儀から1週間後、私たち兄妹は口をきかなくなりました。
原因は、実家の相続。
私(兄)はそこに住み続けるつもりで、妹は「じゃあ私の取り分は?」と当然のことを聞いてきました。
でも、家しか財産がない。現金も貯金もほとんどなし。
「売らなきゃ渡せない」という状況に、妹は納得できませんでした。
実家しか財産がないと、なぜ揉めるのか?
日本の相続トラブルで一番多いのは「分けられない財産」が原因です。
土地や建物は分割できません。
もし兄妹が複数いて、そのうちの誰かが実家に住む場合、
他の兄妹に現金で相続分を渡す必要があります。
例えば、実家の評価額が2,000万円で、兄妹が3人の場合。
法定相続分は1/3ずつなので、住まない兄妹2人にそれぞれ約666万円ずつ渡さないと「公平」になりません。
合計で約1,332万円の現金が必要です。
解決策は「生命保険」という選択
「そんな大金、どうやって用意するんだ…」
そう思うかもしれません。
ここで使えるのが生命保険です。
親が生前に、受取人を「住まない兄妹」に指定して1,332万円の生命保険をかけておく。
これなら、親が亡くなったときに受取人はすぐに現金を受け取れます。
生命保険金は受取人固有の財産なので、遺産分割協議の対象外。
兄は家を相続、他の兄妹は現金を相続──
お互いが納得できる形で、揉めることなく話がまとまります。
生命保険を使うメリット
1. 現金化が早い
銀行預金や不動産売却よりも圧倒的に早く受け取れる。
2. 遺産分割不要
保険金は遺産と別枠なので、相続協議がもめにくい。
3. 公平な金額が確保できる
実家評価額に合わせて保険金額を設定すれば、兄妹全員が納得しやすい。
実家しか財産がない相続は、感情とお金が複雑に絡み、兄妹関係が壊れやすいテーマです。
でも、生前にちょっとした準備をしておくだけで、家族の絆を守ることができます。
もしあなたが「うちも実家しか財産がない」という状況なら、
生命保険を使った相続対策をぜひ検討してください。
今ならまだ間に合います。
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「家は残したい。でも兄妹が揉めるのは避けたい」
そんな思いを、私たちが一緒に形にします。