
【離婚】まさか知らない業者が「家を売れ」と言ってくるなんて
2025年07月18日 12:44
「まさか、知らない業者が『家を売れ』と言ってくるなんて──」
「もう離婚して、すべて終わったと思っていました。
でも、まさかこんな形でまた“元夫”に振り回されるなんて…」
そう話すのは、40代の女性・中村さん(仮名)。
離婚したのは、5年前のこと。
共有名義だったマイホームは、そのまま名義変更せず、
「私はこの家に住み続けるから」という口約束だけで、手続きをせずにいました。
「元夫は『もう住まないし、好きにしていいよ』と言っていたんです。」
だから安心していた。
それが、大きな間違いでした。
ある日、中村さんのポストに知らない不動産業者からの手紙が届きました。
「この家の共有持分を購入しました。
持分権者として、使用料の支払いまたは売却のご相談をお願いします。」
「…は?どういうこと?」
頭の中が混乱しました。
すぐに元夫に連絡を取ると、
「お金が必要でさ、持分だけ売ったんだよ。
どうせお前が住んでるんだから、別にいいだろ?」
そう、元夫は自分の持分だけを第三者に売却していたのです。
しかも、何の連絡もなく。
そして数週間後、その業者から再び連絡が。
「共有物分割請求を検討しています。
このまま使用料を払わないなら、裁判で家の売却を求めます。」
共有物分割請求──。
聞き慣れない言葉に、さらに不安が募ります。
調べてみると、共有名義の不動産は、持分を買った第三者でも、裁判所に申立てすれば「家の売却や競売」ができると知りました。
「え…私、住んでるのに…?
どうしてそんなことが許されるの?」
納得いかなくても、法律はそうなっている。
元夫の持分を買った業者は、正当な権利を行使しているだけ。
拒否すれば、最悪競売にかけられ、家を失う可能性がある。
中村さんは、慌てて弁護士に相談しました。
でも、提示されたのは、
「持分を買い取るしか方法がないでしょう」
しかも、その金額は市場価格よりもずっと高額。
業者は「嫌なら競売にする」と強気の姿勢。
「私の家なのに…
どうして、元夫の勝手でこんな目に遭わなきゃいけないんだろう」
そう思っても、もう遅かったのです。
結局、中村さんは家を手放す決断をしました。
あのとき、離婚のときにしっかり名義を整理していれば──
そう何度も後悔したそうです。
実は、こうしたトラブルは決して珍しくありません。
• 離婚後も名義を共有のままにしていた
• 財産分与を口約束で済ませた
• 持分の売却を制限する契約をしていなかった
こうした場合、元配偶者が「持分を勝手に売る」ことは法律上可能なのです。
売られた相手が業者なら、
「家を売れ」「使用料を払え」「競売する」
そんな圧力が平然とかかってきます。
もし、あなたが
「離婚後も家の名義は共有のまま」
「元配偶者はもう住まないって言ってるし大丈夫」
そう思っているなら、本当にそのままでいいのでしょうか。
「名義変更をする」「持分を買い取る」「契約書を交わす」
いずれかの手続きをしておかないと、
突然、見知らぬ業者が「あなたの家」を奪いに来るかもしれません。
でも、誰に相談すればいいのか分からない。
家族にも、元配偶者にも言いづらい。
そんなときは、まず第三者に相談することから。
📩 LINEで匿名相談 ▶︎ https://kaitorihouse.com
名前もいりません。しつこい営業もありません。
後悔する前に、今、できることを。