
【実家相続】共有名義の実家、放っておいたらこうなりました
2025年07月18日 12:36
「まさか、兄が“あの家”を売るなんて思ってもみませんでした」
「兄が持分を売ったと知ったとき、頭が真っ白になりました。
あの家は、私にとって“帰る場所”だったのに…」
そう話すのは、60代の女性・木村さん(仮名)。
両親が亡くなり、実家は兄と木村さんの共有名義になりました。
「兄は結婚して県外に住んでいたし、
『実家はお前が住めばいい。俺は使わないから』って言ってたんです。」
だから、木村さんは安心して、
実家に住み続けていました。
兄妹の信頼関係は、そこに疑いの余地はなかったのです。
でも──数年後。
その信頼は、あっけなく崩れました。
ある日、ポストに一通の通知が届きました。
見知らぬ不動産業者の名前で、こう書かれていました。
「私はこの家の“持分”の所有者です。
売却するか、相応の家賃をお支払いください。」
「え?どういうこと?」
慌てて兄に電話しました。
すると、兄はこう答えました。
「悪いけど、ちょっと金が必要でさ。
俺の持分だけ売ったんだ。」
木村さんは言葉を失いました。
兄の持分は“権利”として、第三者の業者に売られていたのです。
そして、その業者はさらにこう告げてきました。
「共有物分割請求を行います。
売却して、持分相当の金額をいただきます。」
共有物分割請求──
つまり、共有者の一人が裁判所に申し立てることで、強制的に家を売却させられる制度です。
たとえ木村さんが「売りたくない」と言っても、
裁判で決まれば強制的に競売や売却に進む。
木村さんは、家を守ろうと考えました。
「じゃあ、私があなたの持分を買い取ります」と。
でも──
提示された金額は、相場よりもずっと高い金額。
「あなたが嫌なら、競売にかけますよ」
そう脅され、木村さんは追い詰められていきました。
「まさか、兄が…。
あんなに『好きに住んでいい』って言ってたのに…。」
結局、木村さんは泣く泣く実家を手放すことになりました。
住み慣れた場所も、両親との思い出も、すべて。
この話、決して他人事ではありません。
実家を共有名義のままにしておくと、
• 共有者が勝手に持分だけを売却
• 知らない第三者が権利を主張
• 最悪、裁判で強制的に家を売られる
こんなリスクが常に潜んでいるのです。
家族だから大丈夫。
そう思っていたら、思わぬ裏切りや事情で、
簡単に裏切られてしまうこともあるのです。
もし今、あなたが
「兄妹で共有名義のまま」
「使わないって言ってるし大丈夫」
そう思っていたら、本当にそれでいいのか、一度考えてみてください。
「名義をまとめるべきか」
「共有名義のままでいいのか」
家族には言いづらくても、誰かに相談するだけで防げる未来もあります。
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誰にも話せなかった不安、ここでなら話せます。
実家を守るのは、今この一歩かもしれません。