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【実家相続】数年後に届いた“知らない親戚”からの連絡

【実家相続】数年後に届いた“知らない親戚”からの連絡

2025年07月13日 21:01

「まさか、もう一人相続人がいたなんて…」


そう話すのは、50代の男性・佐々木さん(仮名)。

父が亡くなり、遺産は母と兄弟3人で分けた──そのはずでした。

弁護士を入れたわけでもなく、家族内での話し合いで「まぁ、こんなもんだろう」と自然にまとまったのです。


「家も古いし、財産もそんなに多くない。

だから、わざわざ確認なんてしなくてもいいと思っていました」


けれど、それがとんでもない落とし穴だったのです。


父の死から4年後。

一通の手紙が佐々木さんのもとに届きました。


差出人は、見知らぬ名前。

内容はこうでした。


「私はお父様の子どもであり、相続の権利があります」

「正式に権利を主張させていただきます」


佐々木さんは、頭が真っ白になりました。


「父には、母と結婚する前に交際していた女性がいたと聞いていました。

でも、まさか子どもがいたなんて…そんなこと、一度も聞いていなかった」


調べた結果、戸籍上はその人が「認知された子ども」として正式に記載されていたのです。

つまり、れっきとした「法定相続人」。



ここで大きな問題になったのが、

「すでに遺産分割は終わっていたこと」。


本来であれば、相続人全員が揃った状態で遺産分割協議をしなければならないのに、

その人が抜けたまま進めたため、協議自体が“無効”になる可能性があるのです。


再協議となれば、すでに分けた財産をもう一度見直し、

分配し直さなければならない。

不動産を現金化して、折半しなければならない場合もあります。


「家も売らなきゃいけないかもしれないって言われました。

兄弟にも責められましたよ。『お前がちゃんと確認しなかったからだ』って」


実は、こうした「知らない相続人がいた」トラブルは少なくありません。


• 前婚の子ども

• 認知した子ども

• 養子縁組していた人


戸籍をしっかりと辿らない限り、把握できないケースも多いのです。

しかも、戸籍は「被相続人の出生から死亡まで」のすべてを集めなければ全貌は見えません。


「うちは親戚付き合いもないし、大丈夫」

そう思っていても、戸籍を確認しなければ、安心はできないのです。


佐々木さんは、最終的に弁護士を立て、

新たな相続人との間で再度協議を行いました。

しかし、既に使ってしまった財産の一部は戻せず、

結局は兄弟で追加の支払いをすることで決着しました。


「相続が終わったつもりでいたのに、何年も引きずってしまった。

ちゃんと確認しておけば、家族も自分も、こんな苦労をしなかったのに…」


今、あなたの家族はどうですか?

「もう相続は終わったから大丈夫」

「うちは親戚関係がシンプルだから」


そう思っていても、法定相続人の確認を怠ると、何年後かに爆弾のように降ってくることがあります。


「今さら家族には聞きづらい」

「戸籍の取り方もよくわからない」


そんなときは、まず誰かに相談することが大切です。

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名前も必要ありません。

安心して、今の不安を話してみてください。

「知らなかった」で済ませないために──