
【離婚】離婚時に「すぐ売る/少し待つ」どっちがいい?
2025年07月05日 11:23
「今、手放すべきか、それとも…もう少しだけ待つべきか」
離婚のタイミングで不動産をどうするか――
それは、感情と現実の狭間で、誰もが悩むテーマです。
ある40代の女性が、こんな相談をしてくれました。
「離婚が決まって、今の家をどうするか話し合ってるんですが、
夫は“すぐに売った方がいい”と言うんです。
でも私は、急いで決めたくないというか…なんだか、まだ気持ちの整理がつかなくて」
家は、ただの“資産”ではありません。
楽しかった記憶も、傷ついた思い出も、すべてが詰まった場所。
だからこそ、「どうするか」の答えは、一筋縄では出てこないのです。
「すぐ売る」ことのメリット・デメリット
実は、離婚時に“すぐ売る”という選択には、一定のメリットがあります。
• 財産分与を早期に整理できる
• 住宅ローンの名義・支払いの負担から解放される
• 「関係の清算」として気持ちに区切りをつけやすい
一方で、こんな声もあります。
「荷物が残ったままで、売却準備どころじゃない」
「相手と連絡をとるのがつらい」
「焦って手放して、あとから後悔しないか心配」
そう、“気持ちがついてこない状態”で売却を進めると、後悔につながるケースもあるのです。
「少し待つ」ことのリスクもある
では、「少し落ち着いてから売る」という選択はどうか。
もちろん、それも間違いではありません。
ただし、“少し待つ”には、リスクも伴います。
• 住宅ローンや固定資産税の支払いが続く
• 空き家のまま放置すれば、家の劣化が進む
• いつまでも財産が共有のままで、名義変更や売却がさらに複雑になることも
また、2024年以降の法改正により、空き家を放置することで
「特定空き家」に指定され、固定資産税が最大6倍になるリスクも。
つまり、“ただ先延ばしにする”ことで、選択肢が狭まる可能性もあるのです。
一番大切なのは、「今のあなたに合った進め方」
「すぐ売る」「少し待つ」
どちらが正しいかは、ケースバイケースです。
でも、“今の自分にとって無理のない選択”であることが、一番大事。
・気持ちが追いつかないなら、「現状のまま」でも売却できる方法を知る
・相手と直接やりとりしたくないなら、間に入って調整してくれる相談先を持つ
・住宅ローンがあるなら、売却と債務整理をセットで考える
最近は、そうした“離婚に伴う売却の専門サポート”が整ってきています。
あなたの代わりに、冷静に、実務を進めてくれる人がいるだけで、
想像以上に気持ちがラクになるものです。
決断は、相談から始めていい。
「売るか、待つか」
それをひとりで抱えて悩むのは、とてもつらいこと。
でも、無理に答えを出さなくても大丈夫です。
まずは、状況を整理することから始めてみませんか?
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あなたの状況に合わせてベストな選択肢を一緒に探します。
“誰かに話すこと”が、前に進むための第一歩になるかもしれません。