
【相続】相続した家、売るときの費用はいくらかかる?
2025年06月30日 08:53
「母の家を相続したのですが、売るにもお金がかかると聞いて…」
そうご相談くださったのは、都内に住む50代の女性でした。
相続したのは、地方にある一軒家。
すでに空き家になって2年──
誰も住まないその家は、風通しも悪く、
草木が伸び放題、郵便ポストはチラシでパンパンでした。
「このままではいけない」と思いながらも、
仕事と介護、育児に追われて、
なかなか動き出せないまま、時間だけが過ぎていったそうです。
でもある日、市役所から届いた一通の通知がきっかけで、事態は急変。
──「特定空き家に該当する可能性があります」
そのまま放置していたら、固定資産税が高くなるかもしれない。
「もう手放すしかない」と、売却を決意されました。
けれど、ここで新たな不安が浮かびます。
「売るときって…どれくらいお金がかかるんですか?」
実は、多くの方がここでつまずくのです。
相続した家を売却する際には、いくつかの費用が発生します。
✅ 登記や測量費用
・名義変更(相続登記)がまだなら、司法書士の費用が必要になります。
・境界が不明確な場合、土地家屋調査士による測量が必要なケースも。
✅ 残置物の処分費
・家財道具や仏壇など、売却前にすべて処分する必要があります。
→ 家の大きさにもよりますが、10万〜50万円かかる場合も。
✅ 建物の解体費(古家付き土地として売れない場合)
・築年数が古く、再建築の障害になるような場合、
買主に敬遠されやすく、売主側で解体を求められることも。
→ 木造2階建てなら、おおよそ150万〜が目安です。
✅ 仲介手数料(不動産会社に依頼した場合)
・売却金額の3%+6万円(+消費税)が一般的。
✅ 譲渡所得税(利益が出た場合)
・控除制度(3,000万円特別控除)を使えばゼロになることもありますが、
条件によっては課税される可能性も。
この女性も、最初は何もわからず不安だらけでした。
ですが、ひとつひとつ費用の全体像を整理し、
「やるべきこと」と「不要なこと」を切り分けることで、
余計な出費を防ぎ、スムーズに売却まで進めることができました。
私たちは、売却を“無理に”すすめることはありません。
ただ、「知らないことで損をする」ことを、できる限り減らしたいと思っています。
✅ 相続登記が済んでいるか
✅ 費用がどのくらいかかるか
✅ 残置物の整理はどうするか
✅ 解体は必要かどうか
──今の状況を、まず一緒に棚卸ししませんか?
📩 LINEで、【匿名】でも大丈夫です。
「まだ売るかどうか決まっていない」という段階でもOKです。
👉【匿名相談はこちら】 https://kaitorihouse.com/
「家を売るには、いくらかかるのか?」
その不安、ひとつずつ整理していきましょう。
私たちが、そっと寄り添います。