
【空き家】空き家売却時に起きがちな家族間トラブルとは?
2025年06月29日 11:41
「私たち、こんなことで揉めたくなかったのに…」
電話越しに、静かにそう漏らしたのは、40代の女性・佐知子さん(仮名)でした。
数ヶ月前にお父様を亡くし、兄弟3人で実家を相続。
住む予定もなく、管理も難しいことから「売却しよう」という話には全員一致していた──はずでした。
ところが、実際に動き出すと、そこには見えていなかった感情や価値観の違いが浮き彫りになっていったのです。
「なんで勝手に話を進めたんだよ!」
最初のきっかけは、長男の一言でした。
「不動産会社に相談して、だいたいこのくらいで売れそうだって言われたよ」
それを聞いた次男は、「なんで相談もなく勝手に?」と激昂。
一方、佐知子さんは「そういうのは助かる」と言ったことで、今度は「お前はいつも長男の味方だ」と火に油を注ぐ結果に…。
たった一つの報告が、兄弟関係をギクシャクさせてしまったのです。
売る前に起きる“見えない火種”
空き家の売却でトラブルが起きる原因は、次のようなものが多いです。
• 情報共有が不十分:「知らされていなかった」という不信感
• 金銭的な見解のズレ:相場より高く売りたい、早く現金化したい、など目的が違う
• 想いの違い:「思い出が詰まった家を簡単に手放したくない」という感情
• 手続きの煩雑さ:誰が主導するのか、登記や税金などの負担が見えない
• 相続人の人数が多い:意見を揃えるのに時間も労力もかかる
こうした小さな“すれ違い”が積み重なり、やがて「もう話したくない」「勝手にして」と感情的な対立になってしまうのです。
感情を整理するには「第三者」が必要なことも
佐知子さんのご家庭も、最終的には“兄弟全員が納得する”着地点を見つけることができました。
そのきっかけは、「誰かに間に入ってもらう」という選択。
感情ではなく、事実ベースで話を進める。
たとえば、
• 今いくらで売れそうか
• 税金はどうなるか
• 解体の必要はあるか
そういった“情報の共有”を一つひとつ丁寧に行いながら、
「残したい気持ち」も、「早く終わらせたい気持ち」も否定しない。
そんな“安心して話せる場”があったことで、兄弟の関係も戻っていったのです。
「家を売るかどうか」より先に、「話せる場」を
空き家の売却は、単なる不動産取引ではありません。
その裏には、家族それぞれの人生と感情が絡んでいます。
でも、だからこそ、誰かに相談することで道がひらけることもあるんです。
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