
【相続】兄弟で意見が意見が合わない時、どうした?
2025年06月29日 11:05
「売ればいいじゃん、そんな古い家」
「いや、父さんの思い出が詰まってる家を、そう簡単に手放せないよ…」
これは、実際にご相談いただいたご兄弟の会話です。
50代の兄・山下さんと、48歳の弟・和也さん(いずれも仮名)。
ふたりが相続したのは、地方都市にある築40年以上の実家。
母はすでに施設に入所しており、今は誰も住んでいない空き家状態でした。
両親が大切に住んできた家を、どうするのか──
そこには、単なる不動産としての価値以上に、「想い」が絡んでいたのです。
🧩 気持ちは大事。でも、それだけでは前に進めない
山下さんは長男として、「なるべく残しておきたい」という気持ちが強く、
一方の和也さんは、「維持費も手間もかかるから、今のうちに売るべき」と考えていました。
話し合いは数回にわたって行われたものの、堂々巡り。
気づけば、相続からすでに半年以上が経過していました。
しかも、名義変更(相続登記)も終わっておらず、固定資産税も未納。
「このままでは、兄弟仲まで悪くなるかもしれない」
そんな焦りが、相談に至るきっかけでした。
📌 「気持ち」と「お金」を分けて考える
私たちが最初に行ったのは、「今の状況の棚卸し」です。
誰の名義なのか、いくらの固定資産税がかかっているのか、売るとしたらいくらで売れるのか。
そしてそのうえで、「気持ちの部分」は時間をかけて丁寧に整理しました。
山下さんが気にしていたのは、物件そのものより“父との思い出”だったことが分かりました。
そのため、写真を残したり、建具の一部を記念に保管したりといった形で、気持ちに折り合いをつける方法を提案。
その結果、双方が納得のうえで「売却」する方向に合意が取れたのです。
✅ 感情と資産は、分けて考えると整理しやすくなる
不動産の相続では、「気持ちが先に立つあまり、話し合いが進まない」というケースが少なくありません。
でも、第三者が入ることで、
・気持ちの整理
・現実的な評価
・今後の方針
を冷静に見直すことができ、意外とスムーズに道筋が見えてくることもあります。
兄弟の絆まで壊してしまう前に。
「一度、誰かに相談してみる」という選択肢を、忘れないでください。
「兄弟でも話が進まない…」
「想いと現実の間で、迷っている」
「名義変更すらできていない…」
そんな方のために、無料・匿名で相談できるLINE窓口をご用意しています。
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きっと、思っているよりも解決策は近くにあります。
一歩ずつ、あなたのペースで整理していきましょう。