
【離婚】離婚の際、住宅ローンの名義変更はできる?
2025年06月29日 10:39
「ローンの名義だけ、変えられないんでしょうか…?」
離婚を考えたとき、家をどうするかは大きな課題になります。
その中でも、住宅ローンがまだ残っている場合は、もっとややこしくなるのが現実です。
30代後半のご夫婦──仮に、佐藤さんご夫妻としましょう。
お子さんがひとりいて、数年前に郊外に建てた注文住宅に住んでいました。
別居が始まって数ヶ月が経ち、離婚に向けた話し合いの中で出てきたのが、家のこと。
「私と子どもが住み続けたい」と奥様。
「それなら名義を変えてくれ。ローンも」とご主人。
でも、そう簡単にはいきませんでした。
名義変更には、“審査”が必要です
住宅ローンの名義変更──つまり、ローン契約者を夫から妻に変えるには、金融機関の「新たな審査」が必要になります。
・奥様ひとりでの収入では、審査が通らない
・連帯債務や連帯保証人の解除も難しい
・物件の担保評価が下がっている可能性も
結果的に、「ローン名義は変更できない」という結論に至ったのです。
じゃあ、家の名義だけ変えれば?と思うかもしれませんが、ローンの名義と家の所有名義が一致しない状態は、金融機関が認めないケースがほとんど。
名義変更を勝手にすると、「契約違反」に問われてしまう可能性もあるのです。
じゃあ、どうすればいいの?
佐藤さんご夫婦は、以下のような選択肢を前提に、冷静に整理を始めました。
• 今の家に奥様が住み続けるのは難しい
• 売却して、ローンを完済できるかを確認する
• 損が出る場合は、任意売却や持ち分売却も検討する
調査の結果、家の価値はローン残債とほぼ同額。
売却すれば「損も得もしない」状態でした。
お子さんの学区や生活の安定を考慮しながら、最終的には「学期の終わりにあわせて売却」→「生活圏内での引越し」→「養育費で支える」という道を選ぶことになりました。
奥様は、「名義を変えれば済む」と思っていたけれど、
一歩踏み込んで整理したことで、“納得して進める選択肢”を見つけられたのです。
離婚と住宅ローンの問題は、「気持ち」だけでは動かない
・ローンの名義を変えるには、金融機関の審査がある
・家の所有権だけ移すのは、原則NG
・名義を変えずに住み続けるのは、リスクがある
・でも、売却もタイミング次第で柔軟に対応できる
だからこそ、「話し合いの段階で知っておくこと」が何より大事です。
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