
【空き家】空き家相談でよく聞かれる5つの質問
2025年06月29日 10:19
「こんなこと聞いてもいいのか分からなくて…」
空き家に関するご相談を受けていると、よくそんなふうに遠慮がちに話し始められる方がいらっしゃいます。
でも、私たちは知っています。
「質問がある」ということは、悩みの中でもがきながらも、ちゃんと前に進もうとしている証拠だということを。
今日は、実際に多く寄せられる“5つの質問”と、それにまつわるエピソードをご紹介します。
◆1|「築50年以上ですが、こんな家でも売れるんですか?」
これは、空き家相談で一番多い質問です。
以前ご相談くださったのは、70代の男性。
「親の代からの古い家で、誰も住まないまま10年が経ちました」と。
ボロボロになった壁、草に覆われた庭…。
「もう価値なんてない」とあきらめていたそうです。
でも現地を確認すると、駅から徒歩圏内。
土地としての価値が十分にあり、建物付き土地として無事に売却できました。
築年数より大事なのは、「立地」と「戦略」です。
◆2|「誰も住んでいないと、どんなリスクがありますか?」
「まだ大丈夫」「あとで考えよう」──
そう思って放置されがちな空き家。
でも実は、放っておくほどにリスクは大きくなります。
・近隣からの苦情(雑草や悪臭)
・老朽化による倒壊リスク
・固定資産税の“住宅用地特例”が外れる可能性
・空き家対策特別措置法による勧告・指導
「何もしていないのに、逆に損していた」
そんな声も、あとからよく聞くんです。
◆3|「解体って、絶対に必要ですか?」
これはとても多い誤解です。
解体には費用がかかりますし、更地にしたからといって必ずしも売れやすくなるとは限りません。
むしろ、“古家付き土地”として売ったほうが買い手がつきやすいケースも多々あります。
「解体するかどうか」ではなく、「どんな相手に、どう売るか」
それを一緒に考えることで、無駄な出費を避けられる可能性があります。
◆4|「他の相続人と話がまとまりません…」
空き家の扱いは、感情のぶつかり合いでもあります。
「兄は売りたい、私は残したい」「母は何も決められない」
そんな中で、動けずに年単位で放置されることも。
でも、一人ひとりの立場や思いを丁寧に整理することで、意外と「落としどころ」が見えることも多いんです。
法律と感情の“あいだ”を整理すること──
それが、空き家問題の第一歩です。
◆5|「そもそも、何から始めればいいか分かりません」
とても正直で、とても大切な問いです。
売却?解体?登記?税金?
全部が絡み合っているからこそ、「最初の一歩」が踏み出しづらいのは当然です。
でも、どんなに複雑でも、「整理する順番」はあります。
まずは、“現状の棚卸し”から始めてみましょう。
・名義は誰か
・誰が管理しているか
・今、いくらかかっているか
ここからすべてが見えてきます。
「誰に聞けばいいか分からなかった」
そう言って相談に来られる方が、本当に多くいらっしゃいます。
でも、私たちはその“最初の窓口”でありたいと考えています。
📩 まずは「話すこと」から始めてみませんか?
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✅ 解体は必要?
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私たちと一緒に、進んでいきましょう。