
【相続】築50年の家でも売れる?
2025年06月29日 00:51
「築50年でも、売れるんですか?」
そう尋ねてきたのは、60代の女性・山下さん(仮名)でした。
ご両親が暮らしていた実家を相続したけれど、すでに10年近く空き家のまま。壁紙は剥がれ、雨漏りもある。「もう、誰も住めないんじゃないか」と、半ばあきらめていたそうです。
「でも、このまま放っておくのも…」と、不安な気持ちで連絡をくださいました。
どんな家でも“売れる可能性”はある
築年数が古くても、状態が悪くても、実は売却できるケースは意外と多くあります。というのも、今の不動産市場では「建物」ではなく、「土地」に価値を見出す買主も多いからです。
・建物は解体して新築を建てたい
・再建築できる土地を探している
・リノベーション前提で古家を探している
つまり、「古いから売れない」わけではないのです。
ただし、“売るための準備”は必要です
とはいえ、古家売却には注意点もあります。
例えば…
・名義がまだ親のままでは、売却そのものができません(相続登記が必要)
・建物が再建築できない「再建築不可土地」の場合は、売却戦略を変える必要があります
・近隣トラブルや境界不明など、権利関係の整理ができていないと、買主が付きにくい
「古いから」ではなく、「準備不足だから」売れないケースが多いのです。
山下さんの決断
山下さんも最初は「解体費用もかかるし、誰にも相手にされないかも」と心配されていました。
でも、私たちが現地を確認したところ、立地は駅から徒歩15分、周辺に新築分譲もいくつか出ているエリア。
「建物の状態は悪くても、土地としてのニーズは十分ある」とお伝えし、登記や手続きもサポート。
すると、2ヶ月後には買主が見つかり、無事売却が成立しました。
「父と母の家が、また誰かの役に立つと思うと、うれしいですね」
そう話す山下さんの表情には、安堵と少しの誇らしさがありました。
迷ったら、「まず相談」から始めてください
相続した古い家を前に、どう動けばいいのか分からず、時間だけが過ぎてしまう──
それは、誰にでも起こりうることです。
でも、一歩踏み出せば、状況は必ず動き出します。
・今の状態でも売れるか知りたい
・相続登記ってどうすればいいの?
・解体すべきか、残すべきか迷っている
そんなお悩みがある方は、ぜひ一度、【無料・匿名】でご相談ください。
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あなたの大切な家に、新しい未来をつなぐお手伝いをさせてください。
思い出とともに、「その家のこれから」を一緒に考えましょう。