
【空き家】なぜ今、空き家の相談が増えているのか?
2025年06月28日 18:55
「実家に、もう何年も誰も住んでいないんです」
そう話してくれたのは、60代の男性・斉藤さん(仮名)。
郊外の戸建てに両親が住んでいたけれど、10年前に父が他界し、数年前に母も亡くなった。
今は、ぽつんと空き家になったまま。
「どうにかしなきゃと思いつつ、気づいたら何年も経っていました」
斉藤さんのような方からの相談が、近年、急増しています。
実際、私たちの元にも「実家を相続したけど、住む予定もない」という方からの連絡があとを絶ちません。
◆なぜ今、住んでいない家の相談が増えているのか?
理由は大きく分けて3つあります。
ひとつは、高齢化と単独世帯の増加。
かつて家族が住んでいた家も、親が亡くなり、子どもたちはすでに都心で家庭を築いている。
戻る予定もないまま、実家が空き家になってしまうケースが急増しています。
ふたつ目は、制度の変化とリスクの認知。
「特定空き家に指定されると、固定資産税が6倍に…」
そんな報道がきっかけで、「このままじゃマズいかも」と気づく方が増えているのです。
そして3つ目は、空き家に関する情報が“身近な問題”になってきたこと。
SNSやテレビ、ネット記事で取り上げられる機会が増え、「うちも他人事じゃない」と感じる人が増加。
今までは“面倒だから放置”されていた家のことが、ようやく動き出すタイミングを迎えているのです。
◆放っておいても、家は価値を生まない
誰も住まない家は、徐々に老朽化し、固定資産税・修繕費などの負担だけが増えていきます。
かといって、いきなり売る決断をするのも難しい──。
「思い出があるから」「まだ使うかも」「兄弟と話してない」
そんな理由で先送りされ、結果として問題が深刻化することも少なくありません。
でも、ほんの少しだけ「情報を整理する」だけで、選択肢は広がるのです。
・まだ売らずに貸すという手もある
・解体せずに使い道を見つけることもできる
・税金や特例の使い方で“手元に残るお金”が変わる
知っていれば、守れたはずの財産がある。
でも知らなければ、想像以上のコストを背負うことになる。
空き家は、“知ってる人”だけが損を回避できる時代です。
◆「すぐに決められない」からこそ、まず相談を
斉藤さんも最初は、「売るつもりはなかった」と言っていました。
でも、家の状態や今後のリスク、兄弟間での共有名義のことなど、
一つひとつの課題を整理していくうちに、「このままではまずい」と実感されたそうです。
そして最終的には、「誰かが住んでくれることが、家にとっても幸せだと思う」と、前向きに売却を決断。
いまは、負担から解放されたと、晴れやかな笑顔を見せてくれます。
あなたの“住んでいない家”にも、きっと想いがあるはずです。
だからこそ、「決める」ではなく「考える」ことから始めてみませんか?
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放置がリスクになる時代。
その一歩が、“後悔しない未来”につながるかもしれません。
まずは、言葉にしてみてください。
私たちが、耳を傾けます。