
【空き家】空き家は売るべき?貸すべき?
2025年06月27日 14:46
「この家、どうすればいいと思う?」
兄にそう聞かれたとき、私は何も答えられませんでした。
亡くなった父の実家。
気づけばもう1年半、誰も住まないまま、静かにそこに在り続けていた家。
郵便受けにはチラシが溢れ、庭には雑草が伸び放題。
近所の人が「最近、あの家どうするの?」と心配そうに話していたことも、母から聞いていました。
でも、いざ「手放す」と思うと、胸がざわつく。
生まれてから何度も帰ったあの家が、もう自分のものではなくなるのかと思うと、寂しくて仕方がなかったんです。
「だったら、誰かに貸す?」
兄のその言葉に、少し心が揺れました。
確かに、貸せば家は人の手で使われ続け、思い出もどこか守られている気がする──そう思ったんです。
でも、現実は甘くありませんでした。
「貸す」選択肢の現実
空き家を貸すとなると、まずリフォームが必要。
築40年の家には、古い水回りや断熱性能の低さなど、今の借り手にとっては難点が山積み。
工事費用だけでも200万円近くかかると言われました。
さらに、入居者が見つかっても、
・家賃の滞納リスク
・修繕・トラブル対応の負担
・退去時の原状回復コスト
そして何より、「思い出の家が他人の手で変えられてしまう」という心理的な壁が、どうしても拭えなかったんです。
「売る」決断の理由
最終的に私たち兄妹は「売却」を選びました。
思い出を手放すことに、最初は罪悪感もありました。
でも、買取ハウスの担当者さんがこう言ってくれたんです。
「この家、次に住む方にとっても“思い出の始まり”になりますよ」
その言葉に、ふっと心が軽くなりました。
誰かがこの家で新しい生活を始めてくれるなら。
父の家が、誰かにとっての“帰る場所”になるなら。
それも、立派な引き継ぎ方だと思えたんです。
「貸す」と「売る」
「どちらが正解」というわけではありません。
でも、大切なのは「先延ばしにしないこと」。
気づいた時には、価値が下がり、選択肢が減ってしまっていた──そんな方を、たくさん見てきました。
💬 迷っているなら、まずは相談してください。
「売るか貸すか、まだ決めていません」
「なんとなく不安だけど、何から始めていいかわからない」
そんな段階でも、大丈夫です。
買取ハウスでは、匿名での無料相談を受け付けています。
感情と現実のバランスを取りながら、あなたにとって一番いい選択肢を一緒に考えていきましょう。
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──家をどうするかは、“これから”をどう生きるかということ。
焦らず、でも後悔しないように。
あなたのその一歩を、私たちがそっと支えます。