
【相続】相続後に家を売るタイミングはいつがいい?
2025年06月27日 12:42
「そろそろ動かないと…とは思ってるんです。でも、まだ手をつけられなくて…」
そんなご相談が、実はとても多いのです。
ある50代の女性が、私たちにそう言って涙をこぼされました。
「母が亡くなって、もう2年になります。実家はそのまま。遺品も、写真も、家具も…あのままで」
玄関を開けると、かすかに母の匂いがした。
居間の座布団のへこみ、仏壇に飾られたままの花。
「まだそのままでいたい」という気持ちと、「そろそろ決断しないと」という現実のはざまで、心が揺れていたそうです。
でも──
時間は、ただ優しく過ぎてくれるわけではありません。
空き家のまま放置される家には、「想い出」とは別の“負担”がのしかかってきます。
たとえば、
• 毎年かかる固定資産税や維持費
• 老朽化による倒壊リスクや近隣への迷惑
• 空き巣や不法投棄の被害
• 「特定空き家」に指定されて、税金が6倍に跳ね上がる可能性
そして何より、「売るタイミング」を逃すと、本来の価値で手放すことすら難しくなってしまうのです。
では、相続後の家は、いつ売るのが一番いいのでしょうか?
答えは、「感情の整理ができたら、できるだけ早く」です。
もちろん、「すぐに売らなきゃ」と急ぐ必要はありません。
でも、漠然と放置してしまうことで、時間もお金も、そして心の余裕さえも失ってしまうケースは、決して少なくないのです。
実際、前述の女性も、相談から半年後にようやく売却を決断。
買取ハウスに匿名相談をし、担当者とじっくり話すなかで気持ちがすっと軽くなったそうです。
「お母様の家、大切に住んでくれる方を見つけましょう」
その言葉に背中を押され、片付けも売却も、自然と前に進んでいきました。
「売ったあと、涙が出るかなって思ってた。でも今は、“やっと区切りがつけられた”という気持ちなんです」
彼女は、そう言って穏やかな笑顔を見せてくれました。
相続した家は、単なる「不動産」ではありません。
そこには、家族の歴史や想い出がたくさん詰まっています。
だからこそ、誰かの手を借りてでも、ちゃんと向き合って、整理していくことが大切なんです。
「売るかどうか」ではなく、「いつ、どう向き合うか」
まずは一歩踏み出すこと。
そこからしか、何も始まりません。
そして、あなたのその一歩を、私たちはそっと支える存在でありたいと思っています。
「相続したけど、どうすればいいか分からない」
「いつ動けばいいのか、迷っている」
「誰に相談すればいいのか分からない」
そんな時は、まずは匿名で、気軽に相談してみてください。
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──“売る”という決断が、あなたのこれからを前に進める力になりますように。