
【離婚】離婚、住宅ローンの残っている家、どうする?
2025年06月27日 12:22
「こんなはずじゃなかった」
離婚を決めた日の夜、人気のないリビングに一人座って、私は呟きました。
壁には、子どもが描いた落書きがまだ残っている。
床の傷は、引っ越し当初にうっかり家具をぶつけたときのもの。
どこもかしこも、「私たちの歴史」が詰まったこの家。
だけど今はもう、見るのもつらい。
「それより、この家──どうすればいいの?」
結婚と同時に購入した築10年の一戸建て。
共働きだった私たちは、住宅ローンも“ペアローン”で組みました。
名義もローンも“二人分”。
離婚の話し合いが進むなか、子どもの親権や財産分与はなんとかまとまったけれど、「家のこと」だけが、どうしても決まらない。
・売るべきなのか?
・誰かが住み続けるべきなのか?
・ローンが残っているのに、売却なんてできるのか?
私も相手も、どこかで“先延ばし”にしていました。
でも、ある日、思いがけない出来事が。
新しい賃貸に引っ越した私に、銀行から一通の通知が届いたのです。
「住宅ローン返済の滞納が発生しています」
──えっ、元夫が払っているんじゃないの?
慌てて連絡すると、「今ちょっと厳しくて…また後で払うつもりだった」との返事。
その瞬間、私ははじめて「このままだと、本当にまずい」と実感しました。
実は、離婚時に住宅ローンが残っている家を売却するには、いくつかの条件と注意点があります。
✅【1】ローン残債が売却価格を上回る場合、差額の返済が必要
✅【2】銀行の承諾がないと、勝手に売却できない
✅【3】名義人が複数いる場合、全員の同意が必須
✅【4】ペアローンの場合は、それぞれの債務整理も必要
一番多いケースは「売却代金でローンが完済できるかどうか」が分岐点になること。
私たちの場合、住宅ローン残高は2,100万円。
不動産会社に査定してもらったところ、売却見込み価格は2,250万円──
「売れるうちに、売ったほうがいい」
そう言われて、ようやく本格的に行動することを決めました。
・不動産会社に査定を依頼
・金融機関に「売却意向」の連絡
・元夫との最終確認
・司法書士を通して、売買契約書の名義調整
やることは多かったけれど、一歩踏み出したことで、すべてが前に進み始めました。
なにより、「先延ばしにしている不安」から解放されたことが大きかった。
今、あなたがもし、
・「ローンが残ってるから売れない」と諦めている
・「相手と話すのも気まずくて進まない」と感じている
・「誰に相談すればいいのかわからない」と悩んでいる
そんな状態であれば──
まずは、ひとりで抱え込まないことから始めてみてください。
売却できるかどうかは、“価格”ではなく、“手順”次第で決まることもあります。
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「まだ決まっていない」「こんなこと聞いてもいいのかな?」という段階でも、大丈夫です。
あなたの不安を、少しずつでも軽くするお手伝いができれば嬉しいです。
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“後悔しない決断”のために。
今、動き出す勇気を──。