【相続】相続した家を放置すると税金はいくらかかる？
2025年06月26日 09:49
「親の家を相続したけど、どうしたらいいのかわからなくて…」
実は、こうしたご相談が今とても増えています。
その理由のひとつが、“税金”の負担。
「そのままにしておくのはダメ？」
「税金くらいなら…とりあえず払っておけばいい？」
──そんなふうに思っている方も多いのですが、
実は、想像以上に“もったいない支出”になってしまっているケースがとても多いのです。
例えば、あるご相談者さま（50代男性）は、
4年前にお母さまが亡くなり、地方にある実家を相続。
「すぐには使い道もないし、売るのも寂しいし…」と悩んだまま、
そのまま数年が経過。
毎年届く固定資産税の納付書は、年間12万円ほど。
「まあ、12万円くらいなら払っておこう」
──そんな軽い気持ちで支払っていたそうです。
ところが3年目からは、税額が一気に上昇。
理由は、「住宅用地特例」の適用除外。
【住宅として利用していない＝空き家扱い】となると、
固定資産税が3〜5倍になることも珍しくありません。
結果的に、この方は4年間でなんと累計50万円以上の税金を負担していたのです。
さらに最近では、特定空き家に指定されるケースも増えています。
これに指定されてしまうと：
✅ 固定資産税の優遇がなくなる
✅ 行政指導や罰則の可能性
✅ 強制解体のリスクも
──と、ますます大きな負担に。
しかも税金だけではありません。
長年放置した家は：
✅ 雨漏り・シロアリ被害
✅ 雑草や害獣による被害
✅ ご近所からのクレーム
といった問題も発生しやすくなり、
いざ売ろうとした時に「大幅な修繕費が必要」「買い手がつかない」
ということも少なくないのです。
実際、このご相談者さまも
「もっと早く相談していればよかった」とおっしゃっていました。
最終的には、弊社のサポートでスムーズに売却先が見つかり、
固定資産税の負担からも解放。
「肩の荷が下りました」
と、ホッとされたご様子でした。
もし今、相続した家を「とりあえずそのまま」にしている方がいらっしゃったら──
税金という“静かな出費”が積み重なってしまう前に、
まずは一度、状況を整理しておくことをおすすめします。
もちろん、「今すぐ売るつもりはない」方でも大丈夫。
情報を知っておくだけでも、家族での話し合いがスムーズになります。
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