
【相続】遺産分割協議書って必要?どんなことを書く?
2025年06月28日 12:32
「家族で話し合ったから、書類なんていらないと思ってました」
そう語ってくれたのは、50代の女性・井上さん(仮名)でした。
数年前、お母さまが他界され、残されたのは地方にある実家と、少しの預金。
きょうだいは3人。みんな仲が良く、相続についても大きな争いはなかったといいます。
「実家は長男である兄が住み続ける。預金は3人で等分。話はすんなり決まったんです」
──けれど、思いもよらぬ“壁”がそこにはありました。
住宅の名義を兄に変更しようとした際、法務局から言われたひと言。
「遺産分割協議書が必要です」
「え?そんなの聞いてない…」
そこから、井上さんたち家族の時間が止まりました。
「話がまとまっているだけじゃ、ダメなんですか?」
実はこの質問、とても多くの方が抱えています。
家族間で話し合って“合意”していても、
不動産の名義変更や預貯金の払い戻しなど、実際の手続きを進めるには正式な書類が必要なのです。
その中でも特に重要なのが、「遺産分割協議書」。
これは、相続人全員で「誰が何を相続するか」を書面にして、全員が署名・押印するものです。
✅ 不動産の登記変更
✅ 銀行口座の解約・名義変更
✅ 相続税の申告(一定額以上の財産がある場合)
──など、あらゆる場面でこの協議書の提出を求められます。
「でも、ちゃんと書ける自信がない…」
井上さんたちも、インターネットで調べてみたものの、
「書式がバラバラでよく分からない」
「法的に有効な書き方が分からない」
と、不安ばかりが募ったそうです。
実際、協議書の書き方には注意点も。
・相続人全員の名前・住所・続柄
・遺産の内容(不動産・預金など)の詳細
・分割内容の明確な記載
・全員の自署・実印、印鑑証明書の添付
などが必要で、少しでも不備があると、手続きが通らないことも。
「一度で済ませたいのに、やり直しになるのはイヤ…」
そう思った井上さんは、専門家に相談することを決めました。
「専門家に頼ることが、家族を守ることになる」
結果として、専門家のサポートを受けながら協議書を作成し、
無事に名義変更も完了。相続税もスムーズに申告することができたそうです。
「自分たちだけで進めてたら、たぶんどこかでトラブルになってました。
最初にちゃんと聞いておいて、本当によかったです」
──井上さんは、今そう振り返ります。
今は平和でも、あとで揉めないために
相続の問題は、“何を受け取るか”以上に、“どう話し合ったか”が問われるもの。
・家族が揉めないように
・将来、子どもや孫が困らないように
・いまの円満な関係を守るために
「協議書なんて、必要ないと思ってた」
──その“思い込み”が、あとで大きな後悔に変わることもあります。
まずは、話すことから始めましょう。
遺産分割協議書を作るには、内容の整理と、正確な知識が必要です。
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