【空き家】買取と仲介、何が違う？
2025年06月27日 17:39
「もう、この家をどうにかしなきゃ…」
父が亡くなってから3年。誰も住んでいない実家を前に、私はそうつぶやきました。
最初は「そのうち誰かが住むかもしれない」「貸せるかもしれない」と思っていたけれど──
月日だけが過ぎ、雑草は膝の高さまで伸び、ポストにはチラシが山積みに。
近所の方から「そろそろ何とかしたほうが…」と声をかけられたのをきっかけに、ようやく動く決意をしたんです。
でも、いざ「売る」と決めても、どう進めていいかわからない。
「不動産会社に仲介してもらうか、買取してもらうか…どっちがいいんだろう？」
そこで、私は二つの選択肢をそれぞれ試してみることにしました。
【仲介に出した場合】
最初にお願いしたのは地元の不動産会社。写真を撮って、SUUMOやホームズに掲載してもらい、内見を待つ日々が始まりました。
…でも、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月が過ぎても、反響はゼロ。
築年数が古い、間取りが使いづらい、リフォーム費用がかかる──
見に来たとしても、どこかで「やっぱり無理」と言われてしまうんです。
さらに、売主には「瑕疵担保責任（契約不適合責任）」が発生するリスクもあります。
売った後に「雨漏りしていた」「床下にシロアリがいた」といった不具合が見つかれば、売主が修繕費を請求される可能性も。
その間にも固定資産税はかかるし、草刈り業者にも費用がかさむ。
「売れるかどうか分からないまま、毎月お金が出ていく」ことに、不安だけが増していきました。
【買取を依頼してみたら…】
そんなとき、友人が「うちは買取にして正解だったよ」と教えてくれたのが、買取ハウスでした。
正直、最初は「安く買い叩かれそう…」と不安もありました。
でも、話してみると、営業の方はとても丁寧で、家の状態や相場、売却後の流れまで一つひとつ説明してくれました。
驚いたのは、そのスピード感。
なんと、査定から3日後には具体的な金額提示があり、
その後すぐ契約・引渡しの段取りまで進んだんです。
そして何より、買取では瑕疵担保責任が原則免除。
「売ったあとに責任を問われるかも…」という不安がないのは、精神的にも大きな安心でした。
【買取と仲介、何が違う？】
結論から言えば──
早く・確実に・手間なく売りたいなら「買取」
時間をかけても高く売りたいなら「仲介」 が向いています。
【買取の特徴】
✔ 即現金化が可能（最短数日で契約）
✔ 内見・掃除・修繕なしでOK
✔ 瑕疵担保責任なし
✔ 周囲に知られず静かに売却できる
✔ 価格は仲介よりやや低くなる傾向
【仲介の特徴】
✔ 市場で競争させて売るため、価格が上がる可能性も
✔ 販売期間は数ヶ月〜1年かかる場合も
✔ 見学対応や清掃、リフォーム準備が必要
✔ 瑕疵担保責任（契約不適合責任）あり
✔ 売れるまで確約がない
もしあなたが「もうこれ以上、空き家を放置できない」と感じているなら、
一度、今の家に何が最適なのかをプロに相談してみることをおすすめします。
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